新年に立てる抱負や目標。
今年こそはと意気込むも数ヶ月もしないうちに反故になるって事ありませんか?
きっとそれは目標に向かう為の基礎が出来ていないから。
その事に気付かせてくれたのが今から紹介する
「マンガでよくわかるエッセンシャル思考」という本です。
その名の通り、ほとんどマンガで描かれてますのでサクッと、とても分かり易く読める一冊です。
エッセンシャル思考とは
「essential」を直訳すると「本質的な」という意味。
この本の表紙にも書いてある様に、
エッセンシャル思考とは
「99%の無駄を捨て、1%に集中する思考」の事。
自分にとって最も大切なものとは何か、
1%の本質的なものを洗い出して
そこにのみエネルギーを注ぐという考え方です。
非エッセンシャル思考からの脱却
エッセンシャル思考は基本的にビジネスシーンを想定して語られていきます。
メールチェックや、細かな雑用、職場での慣習的な作業の他に、周りからお願いされて半ば押し付けられた様な仕事を切り盛りする日々。
どうでしょう?
身に覚えがある人も多いと思います。
「まあ、仕事だから仕方ない…」
本当にそうでしょうか?
実はあなたがやるべき仕事はそこにありません。
「でも頼まれたのだからなんとかしないと…」
と、それでもそう考えてしまう事を
「非エッセンシャル思考」と呼んでいます。
本質的な事はほんの僅かしかなく、それ以外は無駄な事。
無駄な事は思い切って省いてみたり、「NO」と断る事が必要。
「エッセンシャル思考」は「非エッセンシャル思考」からの脱却から始まるのです。
行動の断捨離
無駄な物事を「NO」と断る事。
エッセンシャル思考は行動の断捨離と言ってもいいかもしれません。
要らない物をどんどん捨てていけば、本当に必要な物だけが残る様に、
今やるべきでない物事を削ぎ落としてしまえば、本当にするべき大切な物事に出会えるのです。
日々の暮らしにエッセンシャル思考
エッセンシャル思考はビジネスシーンにのみ当てはまるものではなく、日々の生活にも取り入れられそうです。
忙しい毎日にあっという間に一週間が過ぎた。
…なんて当たり前の事の様に言っていたりしますよね。
週末でさえ普段出来ない用事に充ててしまう始末。
これって非エッセンシャル思考ですよね。
その買い物、今日行かないといけないですか?
ここの掃除、今日しないとダメ?
やらないと決めてみると、意外と問題ないものだったりします。
「忙しいからまた後で」
そうやって失っていた時間を取り戻し、
ちょっと散歩に出掛けてみたり、
子供の話に耳を傾けたり、
もっと自分や家族の為の大切な時間を作ってみるのもいいかもしれません。
まとめ:最少のアプローチで最大の成果を
成果を出す為には障害は少ない方がいい。
使える時間もエネルギーも限りが有ります。
冒頭で新年の抱負や目的は貫徹しづらいと話しました。
おそらくそれは必要でない物事が邪魔をして、真っ直ぐその目標に向かえなくなってしまうからだと思います。
結局は必要ではなかった物事を理由に言い訳をする、その繰り返しです。
本の中で、何をすべきかを選ぶには、じっくり考える時間が必要だとあります。
やって当然、やらなきゃダメだと思っている事を見つめ直して、本当に自分がしたい事やすべき事を見つけ出す。
何か目標を立てたいと考えるなら、
まずは「エッセンシャル思考」から。