山口県下松市笠戸島。
瀬戸内海を一望出来る岬にある「国民宿舎 大城(おおじょう)」
2016年全面リニューアルして生まれ変わったこの宿は今なかなか予約が取れない人気宿。
以前、冬休みに行こうとした時は予約いっぱいで断念しましたが、今回は子供の春休みに合わせ早めにに予約し、ようやく訪れる事が出来ました。
部屋も料理も温泉も、どれもが評判で楽しみ^ ^
瀬戸内海を望む絶景エントランス
笠戸島へと掛かる赤い笠戸大橋を渡り、道なりに進めば程なく「国民宿舎 大城」に到着です。
着いてまず感じたのはロケーションの良さ。
玄関前からすでに瀬戸内海が見渡せます。
本当に海に突き出した岬の上に建っているので、瀬戸内海の上に浮かんでいるかの様。
この日は快晴。日中は気温も高く、半袖でも良いくらい。肌を撫でる潮風が心地よいです。
ほーほけきょ♪
何処からかうぐいすの声が聞こえてきます。
ふと見ると、宿に向かい合った場所に小高い丘があり、そこからうぐいすの声が聞こえている様です。
なんとも癒されるお出迎え。
その丘は「外史公園」と言うらしく、玄関前からの通路で繋がっています。
散歩を楽しむお客さん達の往き来する姿で賑わっていて、気分も上がります。
僕たちも後で登ってみよう
そんな事を思いつつ、チェックインに。
僕たちが到着したのはチェックイン開始時間と同じ15:00。
館内は日帰り温泉のお客さんもいて賑わっていました。
フロント前の売店を覗くと、苺サンドが800円→400円の半額にて販売中。
小腹も減っていたので思わず購入。ラスト1個をゲットしました。
海に面しているラウンジのカフェ。
チェックイン時間よりも早く到着したなら、ここで過ごすのも気持ち良さそう。
オーシャンビューの部屋
「国民宿舎 大城」は全室がオーシャンビュー。
僕達の部屋もこの通りです。
思わず「うわぁーー」と声出ちゃう眺め。
最大の目当ては部屋からのこの眺望。
テラスのスペースも広々で最高^ ^
楽しくて浮き立つ気持ちを落ち着かせつつ、先程ゲットした苺サンドを頂く事に。
パンもクリームもふわっふわで堪らない。
甘すぎないので後味も軽くて絶品でした。
子供達もくつろげる、畳の部屋は本当にありがたい。
下の子は伝い歩きが出来始めたので、テーブルを伝って何周もぐるぐる回っていました^ ^
僕達が利用したお部屋は9畳の和室。
とてもきれいな和モダンの部屋で、広さも十分でした。
部屋のタイプは他にもベットタイプの洋室や和洋室等、広さや設備の違いで数タイプ有るみたいです。
そして全室がオーシャンビュー。
どの部屋タイプも和モダンを基調としていて快適に過ごせそうです。
しばし部屋でくつろいだ後は、宿の向かいにある「外史公園」へとお散歩に。
瀬戸内海を一望する 小高い丘の「外史公園」
宿の玄関から目と鼻の先、通路で繋がっている「外史公園」
階段を登ると
瀬戸内海を一望する、最高の景色が待っていました。
上から見ると、宿が海へ突き出しているのがよく分かります。
「外史公園」ここは必ず登ってみるべき、おすすめスポットです。
温泉も絶景 夕日を眺めゆったりと
宿の醍醐味は何と言っても温泉。
ママは長女と一緒に、僕は次女(10ヶ月)を連れて温泉へ入ります。
温泉のあるフロアにはオムツ交換の部屋も有るし、脱衣所にはベビーベットも有りました。
赤ちゃんが一緒でも安心。
体を洗った後に少しだけ温泉に入れてあげると、次女は広いお風呂にちょっと興奮気味でした^ ^
お風呂の様子こんな感じです。
「国民宿舎 大城」パンフレットより
子供が一緒で長湯は出来ない為、手短に入浴を済ませ部屋へと戻ります。
ママ達の帰りを待っている間に日も少しずつ落ちていき、海も空も美しい夕景へと染まっていきました。
パンフレットのお風呂の夕日と同じく、部屋からもこの景色を楽しむ事ができます。
それにしても何てきれいな夕日でしょう。
期間によって異なる様ですが、基本的に日帰り入浴の受付は16:00までなので、夕日を眺めなら湯舟に浸かれるのは宿泊者の特権ですね。
僕はお風呂からの夕日こそ見れませんでしたが、食事の後と朝の起き抜けにゆったりとひとり風呂を堪能しました。
朝は男女のお風呂が入れ替わるので、また違った雰囲気が楽しめます。
そして何より海を望む露天風呂は最高でした^^
夕日を眺めながら 展望レストランで夕食に舌鼓
18:00 夕食の時間になったので、食事会場の「展望レストラン」へ。
展望レストランもその名の通り全面がオーシャンビュー。
ちょうど日が落ちるタイミングで、館内放送による「どうぞ、夕日をご覧ください~」のアナウンスが。
自然が織りなすショータイム。
美しい夕焼けの景色にうっとりと見とれてしまいます。
そしてお待ちかねの一杯。
言葉は要りません。
ただただ幸せ^^
低予算のプランだったので料理はスタンダードなコースでしたが、味も美味しくて量も十分。
名物の「笠戸ひらめ」のお刺身も付いていました。
下の子は持参した離乳食。
上の子にはキッズメニューの「手作りハンバークセット」を選んでいたのですが、何故か僕達の料理にどんどん手を付けていく娘。
お刺身もほとんど食べられてしまいました^^;
それほど新鮮で美味しいお刺身でした。
ちなみに僕が代わりに食べたハンバークも、ちゃんと手作りの味がして大人が食べても美味しかったです。
子供も喜ぶデザートも付いていました。
美味しい食事に満足し、レストランを後に。
就寝までの時間、パパとママはそれぞれ交代でひとり風呂を楽しみました。
子供達はずっとはしゃいで楽しそう。
こういう姿を見ると連れてこれて良かったなとしみじみ思います。
夜明けと共に迎える 朝の贅沢時間
僕が旅行で好きな時間は朝。
目覚めた時から流れる非日常の時間を、とても新鮮に感じ取れるからです。
先ず向かったのは温泉。
起き抜けのひとっ風呂は最高に気持ち良い。
海を見下ろす露天風呂に浸かりながら、空と海が少しずつ青く色づいていくのを眺めます。
今日もいい天気になりそう。
温泉で体が目覚めたら、お腹を満たしに朝食へ。
昨夜と同じ展望レストランで、海を眺めながらの朝食バイキング。
品数も多くて、ついつい色々手が伸びてしまいます。
中でも宿の売店でも販売しているという魚の干物は、ご飯が進む美味しさで何度もお替りしちゃいました。
朝食後は部屋に戻り、チェックアウトまでの時間をまったり過ごします。
旅のお供に持ってきた本を、バルコニーで海を感じながらの読書。
最近手にした一冊「人生を変えるモノ選びのルール」
気持ちが豊かになるこの本を、こんな場所で読める贅沢。
10:00 いよいよチェックアウト。
名残惜しいですが、この素敵な眺めに別れを告げる時間となってしまいました。
笠戸島の国民宿舎「大城」:まとめ
2016年のフルリニューアルで新しく生まれ変わった「国民宿舎 大城」
リニューアルと言ってもほぼ建て替えで、すべてが新しく快適な宿でした。
評判通り、部屋も食事も温泉もどれもが満足。
それでいて料金もお手頃なので言うこと無しです。
3歳未満の下の子は添い寝で無料。
大人は1人で約一万円、
3才以上、小学生未満の子供が4千円程度。
家族4人、一泊二食付きで2万5千円にお釣りがきました。
リーズナブルなプランを選択していたとはいえ、十分満足できる内容。
予約が埋まっているのも納得です。
是非また、家族で来ようと思います。