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【レビュー】「メシが食える大人になる!よのなかルールブック」はまず大人が読むべき児童書

先日、本屋さんで見かけて思わず手に取った本があります。

その本のタイトルは「食える大人になる!よのなかルールブック」

気になるタイトルはもちろん、この本が児童書のコーナーに置いてあった事に惹かれました。

中を開いてさらにびっくり。シンプルだけど核心をついた内容がとても秀逸だったのです。

確かに子供に向けて書かれている本だけど、これは大人の僕たちも読んでおくべき本だ。

そう感じて、すぐに購入。

子供に読んでもらう前に、先ずは親が読むべき一冊としておすすめします。

1ページ目から言葉が刺さる

本を開いてみると、さっそく1ページ目から核心を突く言葉が胸に刺さります。

よのなかルール1 いいことを言うよりも、よい行動をとる

よのなかでは、ことばではなく行動で、「どんな人か」が判断される。立派なことを言うよりも、ゴミが落ちていることに気づいたらサッと拾う、そんなちいさなことを大事にしよう。

ほんとこれ!

っと思わずうなってしまう言葉です。

どうでしょうか?大人になるほど色んな経験をしているので、この言葉で浮かんだ身に覚えのある場面があなたにもきっと幾つかあるはず。

シンプルな50個の「よのなかルール」

こうした「よのなかルール」が見開きで1つずつ、合計50個も紹介されています。

シンプルなだけに、深く刺さる言葉たち。

ぐいっと背中を押すルールだけじゃなく、

どうしてもツラいときは、逃げる。

助けや救いになるルールも書かれています。

この選択肢を持つ事はとても大事。

自分たちに寄り添って味方してくれている。子供達にとってもそんな心強い一冊になってくれるのではないでしょうか。

こんな感じで、世の中を豊かに生き抜く為のルールが50個。

どのページも思わず額に入れて飾りたくなるほどに素敵。

僕たちが見本となる大人になる為に

改めて「よのなかルールブック」について。

この本を監修しているのは、花まる学習会代表の高濱正伸(たかはま まさのぶ)さん。

テレビや雑誌などのメディアに数多く出演されている方です。

そしてイラストは林ユミさん。可愛くていきいきとした子供たちのイラストが、言葉のイメージを広げてくれます。

見開きで彩られる、イラストと言葉のシンプルな構成。

まるで絵本のように読み進めてしまう本だけど、その1ページ1ページから伝わるメッセージは、強く心に響きます。

まさに、大人も読むべき一冊です。

子を持つ親ならば、自らがお手本となる大人として。

今一度、自分自身に問いかける為の一冊として手に取ってみてはいかがでしょう。

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