お盆を過ぎると気候が変わり、朝晩は涼しい秋の風。
芸術の秋というには気が早いですが、アートにふれたい気分になります。
そんな時に見つけた「森と海のパラレリウム」
子どもと一緒に楽しめる、体験型アートにふれてきました。
アートギャラリーミヤウチ
広島県廿日市市宮内にある「アートギャラリーミヤウチ」
美術展示の他に、子供と一緒に体験できるアート企画なども展開しています。
今回は夏休み期間の体験企画「森と海のパラレリウム」が開催されていました。
基本無料で参加出来るので、ふらっと立ち寄れる気軽さが嬉しいです。
「森と海のパラレリウム」は人気企画のため正面の駐車場はいっぱいで、入り口には裏手の駐車場への案内がしてありました。(駐車場も無料です)
3階は常設展、2階が企画展「森と海のパラレリウム」の会場です。
ワクワクしながら2階に上がると、そこには楽しそうなパラレルワールドが広がっていました。
森と海のパラレリウム
森と海と。
夏にぴったりな舞台が、ここでは少し不思議なパラレルワールドとして体験できます。
ウラオニゴッコ
タブレットを使ったVR鬼ごっこ。
球体の内側に広がる森の世界での鬼ごっこは、ぐるぐる走り回っているだけでも楽しい。
手元のモニターを360度傾けながら、6組くらいで鬼ごっこをします。
鬼になった人は鬼のお面をつけたみたいに視界が狭くなって、モニターはまるでお面の穴からのぞいている感じに。
子どもたちは「うわー、鬼になっちゃった」と声を出しては大盛り上がり。
ウラオニゴッコは有料で、1回200円(2回目以降は100円)
プレイ時間は10分間と、たぷっり遊べるのでかなり満足できます。
最後まで逃げ切る事ができるのか。
「残り10秒です」
と最後のカウントダウンには、なかなかの緊張感が味わえます。
そらのうみ
海の生き物が浮かぶ空間「そらのうみ」
シンプルな図形に型どった海の生き物を、自分で切り取り、色を塗ってつるしていきます。
子どもたちで作る、色とりどりの賑やかな海。
子どもたちは作って遊び、大人たちは撮って楽しみました。
ひとすごろく
ひとがコマになって、大きなすごろくで遊ぶ「ひとすごろく」
サイコロも巨大に。
体を使って遊ぶすごろくは新鮮な感覚です。
ほっておくとエンドレスで遊んでいそうなくらい、楽しんでいました^ ^;
庭将棋(にわしょうぎ)
今度は将棋が巨大に。
駒は点や線でシンプルに記号化されて、将棋を知らなくても遊べるようになっています。
これは少し大きい子向けでしたが、体を使った将棋はスポーツ感覚で面白そうでした。
INTUS.(インタス)/ 広島から発信する体験アート
今回の「森と海のパラレリウム」
企画しているのはINTUS.(インタス)という広島の会社。
「インテリアになるおもちゃ」をコンセプトにしたおもちゃや雑貨の販売を中心に、イベントの企画や運営もしています。
会場でもインテリアやアクセサリーの販売をしていました。
シンプルな形と、木の風合いが感じよく、思わず手に取りたくなる可愛さ。
こんなのもありました。
一回100円で回せる木のオーナメントのガチャです。
どんな形が出るかはお楽しみ。
今回の「森と海のパラレリウム」で初めて知ったINTUS.(インタス)さん。
実は今までもいろいろな企画やイベントを重ねてられているみたいです。
地元広島から、こんなに面白く素敵なコトを発信してくれていて嬉しいです。
INTUS.(インタス)のこれからの活動にもぜひ注目です。
アートをもっと身近に
「森と海のパラレリウム」
モチーフになっているのは、昔からあるシンプルな遊びです。
それらを別角度から眺めてみると現れてきた、少し不思議な世界。
実は生活のずっと身近なところに、アートな世界への入り口はあるのかも知れません。
INTUS.のこれからの活動や、「アートギャラリーミヤウチ」の今後の企画展にも期待して。
子どもと一緒にふれて、遊べる。
身近になったアートを、ぜひまた体験したいと思います。